いろんなところに旅行していると、その利点は
世界各地に友達ができることです。旅行はほとんどの場合、
個人旅行で行くので、現地でお願いしたガイドとは、
期間中1対1のつきっきりとなることから、ありとあらゆる話をし、
お互いに大変理解しあえます。とりわけ、今はメールが
あるので帰国後も親交を深めることができます。
英語ではなくローマ字で送ってくれるので、解読はカンタン!
インドで知り合ったMr.RAJI(本名はもっと長いのですが)は、
旅行中に放映していた有名な王妃、ジョーダ姫の半生を描いた
映画を、私が「見たい」と言っていたのをちゃんと覚えていて、
先日、そのDVDを「やっと販売された」と送ってくれました。
彼は敬虔なヒンドゥー教徒で、完璧な菜食主義者。
イスラム教のモスクには絶対入りませんでした。
もちろんこのタージマハールも…。
彼とじっくり話していて、今のインド社会の状況が
よくわかりました。
カースト制は表向きは廃止されたとはいえ、
未だに根強く残っています。
最下層の人たちは貧困のため教育を受けることができず、
肉体労働にしか就けず、どんなに努力しても豊かにはなりません。
貧困は世襲されていくのです。
私がのったリンタクの運転手は13、4歳ぐらいの少年で、
親方から借りた自転車が背丈に合わず、届かないペダルを
必死で踏み込んでいました。わずかなお金のために、
重い?私を乗せて、ひたすら自転車をこいでくれている姿を見て、
生まれる場所が違うだけでこうも違うのかと、胸が痛くなりました。
私を乗せてくれた少年じゃないけど…。
インドの上層の階級の人は、差別をしている罪悪感はあまり
見かけられません。ヒンドゥー教では輪廻転生が信じられ、
この世で苦労するのは前世で悪いことをしたからだと信じている
からです。
最下層のスードラの人たちは、救いを求めてイスラム教に
改宗します。インドとパキスタンの間で起こっている
テロの温床の原因のひとつを見たような気がしました。
4月にジャイプールで爆弾テロがあったとき、心配してメールを送ると、
RAJIさんは、あわや風の宮殿の近くにいたとのこと。
テロに巻き込まれず、無事で何よりです。
壊れる前の風の宮殿
エジプトでは、ここハンハーリバザールでテロがあり、
観光客1名が死亡しています。
ハンハーリバザール
ホセイン広場
テロはホセイン広場前のこのカフェのあたりでおきました。
エジプトのハマちゃんは無事だっただろうか?
彼の本当の名前は「ムハンマド」だけど、エジプトで
「ムハンマド!」と大声で呼べば100人ほど集まって
くるとのこと。で、自分で「ハマちゃんでーす」と言ってました
(釣りバカ日誌のハマちゃんに似てる?)。
彼のメールアドレスは知らないので、無事かどうかの確認を
しようがありません。
最近は知っているところのいたるところでテロが起こっているので、心が痛みます。
シー、静かに!もう夜中だよ。
ボクは夜中に強いけど、お母さんはぐっすりお休みなのニャ。
夜中の運動会にも疲れたニャので、ちょっと休憩。ヨッコラショ。
ぐにゃり座りなのニャ。
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