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板前修業を支えてくれた人(2) | 秘密のあっ子ちゃん(78)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 彼女が再婚して九州へ帰った後も、依頼人とはしばらくは手紙のやりとりをしていました。しかし、それも間が空くようになり、いつしか途絶えていきました。 それから何年かの月日が流れ、 記事を読む

中学時代の友人(2) | 秘密のあっ子ちゃん(76)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 彼(61歳)も既に還暦を迎え、その年齢になると若かりし頃のことが懐かしく思い出されてきます。それにつけても山本君はどうしているのだろうと思うのでした。 記事を読む

中学時代の友人(1) | 秘密のあっ子ちゃん(75)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 私達が行っている「思い出の人探し」の多くは、昔、恋心を抱いた人や青春時代に真剣に交際していた人を探してほしいという異性に対する依頼のケースが一般的なのですが、 記事を読む

戦後の混乱の中で(2) | 秘密のあっ子ちゃん(74)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 彼女と別れて十数年、小学生の男の子を連れて歩いているのを町で見かけた依頼人(現在71才)は、「ああ、幸せに暮らしているんだなぁ」と安心して、声もかけずに立ち去ったのでした。 記事を読む

戦後の混乱の中で(1) | 秘密のあっ子ちゃん(73)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 今回はもう五十年近く前に知り合った人を探してほしいと言ってきた、一人の老人のお話をしましょう。
 彼は現在71歳です。戦後の混乱が続く昭和二十二年、彼は一人の女性と知り合いました。 記事を読む

日本へ出稼ぎに来た彼女(2) | 秘密のあっ子ちゃん(72)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 「元気でがんばっているんだろう」と思ってはみても、彼女(34才)のことがどうも気になってしかたなくなった依頼人(70才)は、病院中に聞き回り始めました。
 ところが、医師や看護婦さん達はいくら彼がその真意を説明しても、「プライバシーの問題があるので」と、派遣会社の名すら教えてくれませんでした。 記事を読む

日本へ出稼ぎに来た彼女(1) | 秘密のあっ子ちゃん(71)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 その日ご依頼に来られた男性は七十才でしたが、老人というよりまだまだ張りのある声をされていました。が、言葉を出すのが少しつらそうでした。 聞くと、彼は一年前に脳出血で倒れ、現在リハビリを続けているものの、まだ歩行が困難であるのと話しづらいということでした。しかし、依頼を聞くのには彼が気にする程聞き取りにくいということではありませんでした。 記事を読む

奥さんの家出の理由は・・・(2) | 秘密のあっ子ちゃん(70)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 「ご主人が暴力を振るう?」スタッフにとっても初耳でした。
 「で、今は東京のどの辺に…“避難”されているんでしょうか?」
 「いや、そこまでは勘弁して下さい。もう、仕事に戻らないといけませんので…」彼はそう言うと、スタスタと店の内部へ入っていきました。 記事を読む

奥さんの家出の理由は・・・(1) | 秘密のあっ子ちゃん(69)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 ある夜、私が残業のために事務所にいると、一本の電話が入ってきました。それは中年の男性の声で、かなり切羽詰まったものでした。
「お宅とこは家出なんかも探してくれはるんか?」 「はい、ご家族のご依頼の場合はお探しさせていただいておりますが」私が答えます。「娘さんか、息子さんが家出されたのですか?」
「いや、子供ではなくって、家内なんです」 記事を読む

満員電車の「押し込み」係(2) | 秘密のあっ子ちゃん(66)

これは平成6年より大阪新聞紙上にて連載していた「秘密のあっ子ちゃん」に掲載されたエピソードより抜粋したものです。なお、登場人物は全て仮名で、ご本人の許可を得ております。

 彼女の定期券を拾い、駅長室で「念のため、自宅に連絡しておいてあげたいのですが」と申し入れた彼は、許されて定期券購入控を見せてもらい、彼女の自宅へ電話を入れました。応対に出た彼女の母は「わざわざ有難うございます」と感謝してくれました。 記事を読む