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受験生

このブログは、私がどこか行ってる時の話が多いのですが、
もちろんいつもどこかに行っているわけではありません。
法科大学院は修了したとはいえ、なにしろまだ受験生ですので、
勉強はしっかりしています。 記事を読む

法科大学院、修了しました

 法科大学院に入学して、若人に混じり法律の勉強を
してきましたが、このたび晴れて修了しました!
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 昨年の秋学期に刑事法総合演習の一科目の単位を
落としてしまい、半年留年でしたので、9月修了です。
修了式は、学部の卒業式、他学部の修士、博士課程
の修了式との合同です。
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 会場に入るとき、受付で「ご父兄の方はこちらに」
と案内されかけ、思わず「ロー生です!」と叫んで
しまいました。
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 合同式の後、各部に別れて学位授与。
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 法務博士の学位が授与されました。
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ちゃあ
 ご飯前はおかあしゃんがボクの毛をとくのが
習慣なので、「ご飯ですよー」と呼ばれたら
ボクもちゃんと「キレイ、キレイ」するのに
構えるんだけど、
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 ほんとは、ボクは「キレイ、キレイ」が
苦手なのニャ。
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 特に、おなかの「キレイ、キレイ」は大嫌い。
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 なので、グニャリ座りで櫛をかすめたり、
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 おかあしゃんにパンチをくらわしたり
するけれど、
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ひっくり返されても、もう一発猫パンチ!
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 おかあしゃんはボクを羽交い絞め。
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 ボクはほんとにイヤなときには、
人間の言葉で「あかーん!あかーん!」
と言うのニャ。
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 それをおかあしゃんが人に言うと、
誰も信じてくれないんだって!?
ほんとに言ってるんだけどニャー…。

授業がはじまりました

 長いと思っていた春休みもあっという間に終わり、
新学期が始まりました。

 授業開始日は、桜が満開。
 本当は心がウキウキする季節なのでしょうが、
また予習の課題やレポート、テストに追われる日が
始まると思うと、ちょっとブルー。


 ワオ!なんでそんなに集まってるの?サークル勧誘?
学部生は楽しそうでいいなぁ。

 私がまだ学部生だった若かりし頃、関大に遊びに来た時には、ここはスタジアム形式のグランドでした。今は総合図書館になりました。
          総合図書館

 ここが法科大学院棟。

 関大法科大学院の修了に必要な単位数は最低98単位。
これって4年間の学部生と同じぐらいの量じゃない?
ローでは(「牢」ではありません。ロースクールのことです)
単位習得はかなりハードです。
 今期の登録科目数は11科目、22単位。これでは自習時間
の捻出に苦労しますが、なんとか頑張ります!

今日の茶阿

ン?なんか来たのニャ。

FAX攻撃か?

慎重にタイミングをうかがうのニャ。

よし、今だ!コンニャロ!コンニャロ!

勝った!フゥ、疲れた…。

自主ゼミもするのだ

 春休みには、学期が始まれば出来ない仕事をできるだけこなさなければなりません。
仕事中
膨大にたまった書類の整理とか報告書のチェック。
  とか、
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入学前に会長をしていた異業種交流会の事務局長と打ち合わせをしたり
  とか、
取材
テレビ取材を受けたり
  とか、
ぷら
依頼人の相談を受けたり
 とか、なかなか忙しいのです。
 でも、勉強もちゃんとしています。
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春休みとはいえ、自主ゼミもやってます。
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判例百選の勉強です。
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 その日の夜は、引き続き、別所で新司法試験の
短答式の勉強会がありました。
ふらふら
朝10時半から夜10時までぶっ続けだったので、ちょっとフラフラ。
今日の茶阿
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春休みでお母さんが大掃除をしているのニャ。
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ボクもふき掃除ぐらい手伝おうかニャ?
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なにゅ?ネコの手はいらないって?あっ、そう  
 

法律用語は日本語じゃない!

 私のように法律の「ホ」の字も全く知らない初学者が真っ先にとまどうのは、法律用語です。
 入学前に、「最初は言葉から大変だからねぇ」と知り合いの弁護士に言われたのですが、その時は「そうは言っても日本語でしょ?」と高をくくっていました。だけど、授業が始まったら、さぁ大変!
 よく知っている言葉なのに、先生が喋っていることがときどき何のことか分からない。基本書を読んでいても、漢字はすっと読めるのに意味不明。
 例えば、「ここで言う『第三者』が善意であれば保護されるが、悪意であれば保護されない」といった文章が出てくる。「善意」は辞書には引けば、「他人のためを思うこと」、「良い意味」と載っている。そのままの意味だと思って読解していると、それが大間違い!単に「知らない」ということなのです。「悪意」も「悪い心」や「悪気」などと考えたら失敗する。ただ単に「知っている」という意味なのです。
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これが自習室のキャレル。法科大学院生各自に机がもらえ、24時間いつでも使用可能。
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 それから、「債務名義」という言葉があります。自分がある人にお金を貸したけど、返してくれない。そんなとき、裁判所に訴えたら、「○○は△△に××円を返せ」という判決を出してくれる。それが債務名義なのです。「負債に名前があるの?」と思ってしまいますが、この名義は単に「タイトル」という意味なんです。だったら、「債務項目」の方がまだ分りやすい。
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以文館(上)、尚文館(下)と児島惟謙館に、法科大学院生の自習室が設置されている。
 それに、実際のテストには、答案としてこんな文章を書くことが要求されます。
 例えば、他人物賃貸借の法律関係…。
 「他人の物を目的とした賃貸借契約も、債権関係としては有効に成立する(559条、560条)。
 なぜなら、賃貸目的物が他人の物であっても、賃貸人が真の所有者との交渉により賃貸権限を取得して履行することがなお可能だからである。
 この場合、賃貸人が真の所有者でないことにつき賃借人が善意であっても、賃借人は錯誤無効(95条)を主張できないものと解する。
 なぜなら、賃貸人が真の所有者か否かは、通常契約の重要な要素とはいえないからである。したがって、賃貸人は、真の所有者から賃貸権限を取得して賃借人に対して目的物を使用収益させる義務を負い(559条本文、560条、601条)、他方、賃借人は、賃貸人に対して賃料支払義務を負う(601条)。
 また、賃貸人が真の所有者から賃貸権限を取得することができなかった場合には、賃借人は賃貸借契約を解除することができ、善意であればさらに損害賠償を請求できる(559条、561条)。
 ただし、かかる担保責任は、賃借人の利益から認められるものであるから、賃貸人が真の所有者から賃貸権限を取得できなかったことについてももっぱら賃借人に帰責性が認められる場合には、担保責任を問うことはできない」
 
 これを読まれてすっと頭に入ったならば、その方は法律センス抜群!是非その道に進まれることをお勧めします。私などはいつもイライラしながら読んでいるので、成績が上がらない?!
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尚文館(右)と総合図書館(写真には出ていないけれど左手にある)あたりは、その昔(30年くらい前かな?)はコロシアム風のグランドがあった。懐かしい!
 で、勉強を始めてひと月以上経ったとき、ハっと気がついたのです。
 「これは日本語じゃない!日本語だと思うから余計ややこしいんだ!」
 そう考えると、事は簡単!日本語ではないのだから、日本語に親しんできたこれまでの感覚を捨てて、外国語を学ぶように、ひとつひとつの言葉にきっちりと定義から押さえていけばいいのです。
例えば、「訴訟物(そしょうぶつ)」という言葉がある。これは、「裁判所が当否の審議、判決を要求されている原告の被告に対する権利、主張」という意味なのだけど、「訴訟対象」というドイツ語を「訴訟物」と訳したものだから、違和感が出てくる。最初から「訴訟対象」といってくれれば話が理解しやすいのに…。
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広大な学食。3階には書店や文具店以外にも、カフェ、カットサロン、ネイルバー、旅行社などが入居していて、学生生活の殆どのことがここで賄え、さながらひとつの村のよう。
 そんなこんなで、やっと「日本語と思うな!」というスタートラインに立てた次第なのです。でも、今から思えば、「純粋未修者」という全く法律の「ホ」の字も知らない学生がそれなりの数で入学していることが分っているのだから、大学院側は基本の「キ」からの指導を、入学前にして入学後にしろ、別途指導してほしかったと思う今日このごろです。そうすればひと月かふた月の「訳わからない!」というモンモンとした時期を過ごさなくても済んだのですから…
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わが同級生達。たまには飲み会もするのだ!(注:女性教師が一人入っているのではありません)
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番外:昔の同級生達。「えらい違いやなぁ」と言ってるのは誰?
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茶阿くんの損害賠償は勝ち取れるか?

私には同居人がいます。
とはいっても、ネコです。
茶阿1

↑茶阿です。ヨロシュク。
名前は茶阿(ちゃあ)です。
なんだ、今回のブログはペット自慢かと思われる向きもあると思いますが、ところがどっこい、これが法律の話なのです。
茶阿は2年前に我が家に来ました。生後40日の時です。
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↑体重は450グラムでした。
茶阿は我が家の3代目の同居人です。その前はタミーといって、15年生きてくれました。ペルシャのメスです。
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↑タミーは人間の感情に敏感で、怒っている時は心配して見にきてくれ、悲しんでいる時は手を舐めて慰めにきてくれました。
好みもあるでしょうが、ネコを飼った方はご存知のように、子猫を得たければオスよりもメスの方が飼いやすいのです。というのも、オスだと発情期にはウォンウォン(犬じゃない!)吠えるし、そこら中におしっこをかけてマーキングするしで、結構大変。
で、タミーが他界して悲嘆にくれていた5年の空白を経て私もやっと立ち直ったので、また「女の子」が欲しいと物色してたのです。
そんな時、あるペットショーで兄妹ネコにアイフル状態になりました。
どちらかというとオスだと言われたほうが顔立ちは良く、とっても可愛く捨て難かったのですが、「オスは飼いにくい」と致し方なくメスを選びました。チンチラ・ゴールドという種類で、歴とした血統書もありました。値段も同時に生まれたのに、オスよりもメスのほうが高いのです。それが茶阿でした。
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↑とはいってもそれなりにカワユイ!
その後、茶阿はすくすくと成長。
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↑メジロを狙っているのだニャン!
成長するごとに動きが激しく、どうもタミーの時と様子が違う。
「茶阿ちゃんってお転婆ね!」と文句を言いつつ可愛がっていました。
茶阿6

↑イナバウアーができるのだニャン。
8ヶ月が経った頃、初めての入浴。嫌がる茶阿を組み伏せ、ロン毛をドライヤーで乾かしていると、お腹の下あたりに黒い点々。「ん?これって、タ○タ○じゃないの?」
女の子だと思ってた「茶阿ちゃん」は、なんと「茶阿くん」だったのです。
茶阿7

↑ボクを呼んだ?
すぐに血統書を確認。血統書にも「雌」とはっきり書いてある。
早速クレームの電話。しかし、その対応たるや、
「ああ、そうでしたか。それでしたら、こちらの手数料持ちで血統書を書き直します」
そんなの当り前じゃん!で、それだけかい?
さらに、ひとしきり文句。それに対して店長曰く、「オーナーにも確認しましたが、販売時に割引きもしてますので、これ以上はなんともしようがありません」
8ヶ月も経ってすでに情が移っているだけに、「では、メスと取り替えましょう」てなことを言われるのもつらいので、いつになく黙って引き下がってしまった私。
茶阿8

↑見捨てないでね
それでも、どうもひっかかる。消費者センターに聞いてみた。
「血統書を変えるのは当然として、何らかの補償は十分主張できますよ」
とのアドバイス。最後に、「ちなみに何という業者でしょうか?よろしければ教えてください」と係員。私が業者の名前を述べると、絶句。そしてこう言った。「その業者だと、今回の話はちょっと無理かも…」
え?何それ?なんでそんなに急に話が変わるの?
聞くと、どうも札付きの業者らしい。奥歯に挟まったようなものの言い方をされるので、その辺の聞き込みは手馴れたもの。真相を聞き出した。輸入禁止の動物を輸入して、それを訴えられてもどこ吹く風のような業者とのこと。それとなく、色んなところで探ってみれば、評判はすこぶる芳しくない。
どう処理しようかと思っているうちに、法科大学院の受験が始まり、私もそれどころじゃなくなった。その間に茶阿くんはすくすくと成長。
茶阿9

↑お昼寝は気持ちいいニャン
法科大学院入学前のある日、知り合いの弁護士と飲んでいる時に茶阿の話が出た。
「そりゃぁ、絶対勝つよ。訴えてみれば?小額訴訟というのもあるし、本人訴訟っていう手もあるよ」との助言を得る。
「しかし、待てよ。時効は5年とのこと、札付き業者が相手ならもう少し勉強してからにするか」
それから半年。
この案件も意識しながら民法の財産法をしっかり学んだわけだけども、消費者センターや弁護士が言うように、まさしく勝つのは間違いない。つまり、民法第95条「動機の錯誤」による契約無効か、415条「債務の本旨に従った履行がなされない」債務不履行による損害賠償請求、541条「履行遅滞」による解除、570条瑕疵担保責任による契約解除と損害賠償請求、といった権利が生じる(なぜその権利が生じるのか、民法の条文はどうなっているのかということを書こうかと思ったけれども、それじゃあまるでテストの答案になっちゃって、せっかくテストから解放されたのに、長々書くのも頭が痛いし、読まれる皆さんも頭が痛いだろうから、しょうりゃく!ショウリャク!省略するのだ!)。
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↑このままでえり巻きになっちゃう
ただ問題なのは、訴訟に勝利しても、「根性すわった」業者なら、判決が出ても損害賠償などに応じないだろうということが容易に想像できること。「ない袖は振れない」式にほったらかされたら判決がほとんど意味をなさない。
これまで依頼人からいろんな相談を受けて、私が法科大学院で法的専門知識を学ぼうと思った動機の一つは、まさしくこの部分。法律があっても、現実には本来のニーズや要望に対してかゆい所に手が届くような解決策がなかなかとれないことが多いということ。
さて、同居人茶阿くんの案件をどう料理するか。今の私の勉強レベルではまだまだ解決できないので、もう少し頑張って勉強してみます。
茶阿10

↑ボクがお母さんを守るのだニャン!

今日本で一番勉強しているのは法科大学院生だ!

4月の入学以来、早4ヶ月。
なんでおばちゃん探偵が法科大学院なんかに行ってるん?という疑問はあるでしょうが、その辺の話になるととっても長くなるので、またおいおいに…。 記事を読む